現役大学教授がこっそり教える 株式投資「必勝ゼミ」
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人気ランキング : 1,026位
定価 : ¥ 1,575
販売元 : PHP研究所
発売日 : 2005-04-21 |
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これが日本の教授のレベルか? |
大学発というよりは、ロバートキヨサキに影響を受けた素人が書いている
感じの本。
バリュー投資というわりには、テクニカルを使用してみたり(キヨサキ
は、ファンダメンタルとテクニカルの両方を覚えろといっていた)東証1部
BPS1500円という基準も貸借対照表からの演繹というより、発行株数を無視
して、過去数年程度の少ない統計で導き出している。ほんとうに会計学
の先生が書いたのか?それとも日本の会計学というのはこの程度なのか
非常に疑問に思った。
たとえば、BPS1500円は、「しっかり貯金している企業、上位100社」と
あるが、発行株数が少なければ、BPS1500円でもしっかり貯蓄している
なんてことはいえないだろう、また、市場の一株赤字は250円程度なら
1500円なら安全という論法も、発行株数を無視して、250円ってのを統計
だかなんだかしらんがもちだしている。BPSが個々違うのに、250円の赤字
が市場全体として大きめだから、安全って論理も乱暴すぎ、流動資産の
比率をまったく考慮していないところは、会計学の先生がほんとに書いて
いるのかという強烈な疑念を感じさせる。
それゆえ、この本は、彼がいっているような財務の学術的基礎に裏打ちされ
た本であるというよりは、財務の用語から連想して作った手法を過去数年
に対する会社四季報CDROMの結果で検証してみました程度の素人本に感じる。
この本は、バフェットに否定的で、グレアムに好意的な雰囲気だが、
これを読むならちゃんとグレアムの解説書を読んだほうが良いように思う。
怪しい投機に対抗して、グレアムが書いた『賢明なる投資家』は1949年の
発行だというが、現在の日本の大学のレベルは、1949年当時(60年以上
送れている)かそれ以前と感じた。
まあ、素人でも、もっと研究している人もおり、すぐにアメリカにはおいつ
くとは思うが。
それでも、他の日本人が書いた投資本よりはまともなので、星二つにした。
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低PBR企業に注目。 |
まず本書の銘柄選定基準ではPBR1倍以上の企業は
投資対象から外れます。この時点でいわゆる優待銘柄や
誰でも知っている有名企業群はリストから脱落。また投資の
テーマ、資源とか内需とかM&Aみたいな要素も一切考慮に
入れず。EPS・PERも「そもそもブレが大きい」として
銘柄選定の基準には使わない。検証するのは財務体質のみ。
東証1部上場であること。もちろん買い時判定はテクニカル
分析するわけですが。「自分にとって身近な企業、何を
やってるかよく理解できる企業を選ぶこと」とか株本にあり
がちなイモウショナルな言は一切なし。数多ある株本と一線を
画します。この通り投資していれば年利30%はともかく
損することはないでしょう。個人的には「株式は美人投票」
もまた真なりと思っているので財務以外のトレンドにも注目して
投資していますが本書の考え方そのものは大変参考になりました。
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「円だと思うな、ペソだと思え!」 |
とても読みやすい本である。まずは、章末に必ずその章のレビューが入る。そして、次に「株は科学」というだけあって、銘柄選択や売り時・買い時の判断に客観的な指標を用いていることである。しかもその基準になぜ至ったのかについても過去のDataを根拠に説明がなされており、分かりやすい。また会計学の教授だけあって、会計情報を重視する点も好感が持てる。
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後は実行あるのみだが・・・ |
会計学専門の大学教授が書いたファンダメンタルズ投資を中心とした株式投資の本。ご自身の論文を元に素人にわかり易く株式投資成功の極意を伝授するというもの。「利益よりも純資産を重視せよ」という内容ながら、昔懐かし「Qレシオ」みたいな怪しさもない、極めてまっとうな本。投資信託の商品性自体の問題点の指摘やPERやROEの誤解なども書いてあって、証券会社の営業戦略に乗っかった詐欺的な投資指南の本とも一線を画している。怪しいのは巻末の筆者の写真と、筆者がホームページで主催する投資クラブ(顧問?)だが、これはさておき、これに従って株式投資を実行しても、少なくとも大きな損をすることはないだろう。
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基本はしっかり |
バリュー投資の基本的な事項はわかりやすくしっかりしていると思います。
しかし、バフェット氏の投資については、ポイントがずれていたり、著者が誤解している記述があり残念です。
周期の推定などもバリュー投資には、関係ないように思えます。
重要なポイントは前半ですね。