のんびり!カンタン!!幸せな長期投資
|
人気ランキング : 位
定価 : ¥ 1,400
販売元 : 経済界
発売日 : 2005-10 |
|
長期投資のエッセンス |
「さわかみファンド」
を運営する澤上篤人さんと、
高校時代から株式投資をしてきた横田濱夫さんの
「長期投資」
についての対談です。
お二人が経験から
『「長期投資」が有利で精神的に楽』
と、楽しそうに対談しています。
「応援しようと思って買った会社の株ですから、価値が上がってくるのを待つ過程で、むしろ喜びが味わえる。」
「六年で倍というイメージがすごく大事です。」
「自分の判断で行動するときって、意外にバランス感覚があると思うんですよ。」
「過去の失敗や損はきれいさっぱり忘れるけれど、ここから先の勝負に対しての勉強は片時も怠りません。」
「買いたくなった会社のリストを作成しておく。
年に二回や三回は暴落するから、そこで日ごろの勉強の成果を問うときがきたと、ニコニコしながら買う。」
といった、澤上さんのお話が次々でてきて、読んでいて楽しい本です。
「個人の投資家は他の人に説明する必要がないので、自分の好き勝手に投資できるから、機関投資家より有利なんです」
という話は、そこまでの説明で
「ああ、なるほど」
と納得がいくものでした。
「インディクス型ファンドは、銀行や証券会社が積極的に売りたがりません。
手数料等が安く、売ってもあまりもうからないためです。
銀行や証券会社が儲かるのはアクティブ型ファンドです。」
という横田さんのコラムもとても印象的です。
これから、ゆっくり株式投資で資産運用をしたい、と考えている方のための本です。
意外だったのは、引き時のお話で、お二人とも
「十二倍にもなれば、もうええやろ」
「なんか嫌な予感がして」
売った
ということで、とくに根拠となる事柄をあげていなかったことです。
その理由もこの本には書かれています。